フリーランス翻訳者のおひとりさま生活

日本翻訳大賞 授賞式&トークイベントに参加してきました!

昨日、日本翻訳大賞の授賞式があり、選考委員のみなさんの座談会や受賞した方々のお話を聞きたくて、参加してきました。
今年で4回目とのことですが、私は初めての参加です。

受賞した作品は

『人形』ボレスワフ・プルス著/関口時正訳(未知谷)
『殺人者の記憶法』キム・ヨンハ著/吉川凪訳(CUON)

 

残念ながら『人形』を訳した関口さんは海外渡航中とのことで欠席、代わりに未知谷の社長さんがいらっしゃっていたのですが、広辞苑よりも厚い本を作る過程や値段設定(ページ単価は一番安い!)などを話してくださり、様々な位置からの本作りを感じることができて、とてもおもしろい会でした。

欧米の翻訳作品が圧倒的に多いという中で、受賞作品は2作品ともポーランド、韓国という欧米言語以外だったのも興味深いです。

「ポーランドは国がなかった期間が長い。identifyのための文学という意味合いも大きいため、古い作品で良いものがたくさんあるのではないかと思う」というようなことを話していらっしゃいました(メモ取り切れず、正確ではないです)。「それぞれの国における文学の持つ意味」を考えながら作品に触れるのもおもしろそうだなと思いました。

『人形』はその分厚さ(1250ページくらい?)にひるんでしまって購入はしなかったのですが、とにかく訳注がすばらしいそうです。訳注がすばらしいって言われる翻訳本なんて、今まで聞いたことない!気になる…。

 

今回参加しようと思ったきっかけは韓国の作品が受賞していたからでした。

ずっと韓国の小説を読んでみたいと思いつつ、気になる話題作がどれも重くて、引きずり込まれそうなものばかりなので、こちらもひるみ中です。映画とかもそうなんですが、韓国のものって、なんだかどっぷり浸かってしまって、1日中現実に戻ってこれなくなるんですよね。わたし。

『殺人者の記憶法』は、今調べていて知ったんですけど、映画化されているんですね。
映画公式サイト

予告編見ただけで、もうやばいー、おもしろそうー。(そしてやっぱり引きずり込まれそう…。)
主人公はアルツハイマー病を有する元殺人者なのですが、映画監督は描写する際に医師から直接指導を受けたそうです。そういう面でも見てみたいかも。

今日は最後に朗読+演奏(受賞2作品、町田康さん『宇治拾遺物語(現代語訳)』)がありました。これがまた素晴らしかったんです!

ことばだけでも作品の世界を感じるんだけど、楽器の音によってその世界がもっと色づきもっと深くなって、そこにぐわぁーっと連れていかれる感覚。ことば+音楽というのは最強だなと再認識した瞬間でした。

 

日本翻訳大賞は、読者からの推薦+選考委員の推薦→二次選考→決定、という流れだそうなので、来年はぜひ推薦のところから参加したいです。そのためにもいろんな翻訳作品を読まねば!!

日本翻訳大賞公式HP

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