フリーランス翻訳者のおひとりさま生活

翻訳者になるにはー私の場合①

「どうやって翻訳者になったんですか?」と、学生さんや社会人数年目の方々に聞かれることが時々あります。

私も翻訳者を目指していたときには、自分の周りに翻訳の仕事をしている人なんていなくて、どこに存在しているんだろう、と思っていたので(なってみたらたくさんいらっしゃったけど)、話を聞きたいと言われたら喜んでお話しています。

私はまだまだ翻訳経験が少ないですけれど、それでも役に立てるならば嬉しいですし、目をキラキラさせながら翻訳について聞いてくる姿を見ていると、こちらもモチベーションが上がります。

翻訳する分野やその人のバックグラウンドによって、どうアプローチしていくのかは様々だと思いますが、私がどのようにして翻訳者として仕事していくようになったのかを書いてみようと思います。

翻訳に興味を持っている方、何をしたらいいか分からない方にとって、何か少しでも参考になれば嬉しいです。

私が翻訳者になろう!と決心したきっかけから書きますね。

大学時代に知った翻訳のおもしろさ

いつから翻訳に興味を持ったのかは覚えていないのですが、高校の進路相談のときに、担任の先生から「通訳や翻訳を目指すなら最低でも上智大学には行かないと」と言われたのを覚えているので、たぶん高校生のときですかね。その時はその言葉をそのまま信じ込んでいましたが、今になって考えると、おそらく先生は「上智に入るくらいの英語力は身につけなさい」と言いたかったのかなと思います。

大学ではフランス文学科に入ったのでフランス語・文学を学んだり、アカペラグループを作ったりと(当時アカペラブームでした)、他のことに忙しくて、英語はほとんど勉強しませんでした。今考えると、受験勉強で身に付いた英語力をここでさらに伸ばしておくべきでした。大学時代ほど自分のやりたい勉強に時間を投資できる時はないですよね。残念。。

でも、フランス文学をかなり読んで、「このフランス語をこんなふうに訳しちゃうのか~!!」と思わず感嘆してしまう翻訳にも出会い、異なる言語間で言葉を操る翻訳という仕事にぐぐっと惹かれるようになりました。今でもこの本はフランス語版と翻訳版の両方を大事に持っています(ちなみに、こちらの本です→『ムッシュー』)。

翻訳会社での経験

卒業後はメーカーに就職しましたが、やはり語学を使う仕事がしたいと思って翻訳会社に転職しました。

2社でコーディネーターを経験しました。最初の会社はフランス語通訳派遣・翻訳の会社、次の会社は英語から多言語へのマニュアル翻訳をしている会社でした。通訳の現場を見学させてもらったり、いろいろな国の翻訳者とやり取りしたりして、とても楽しかったです!国によって仕事に対する考え方が違いすぎて、びっくりすることも多々多々ありましたが。

ただ困ったことに、残業が多かったんです。

朝出社すると、まずアメリカにいる翻訳者さんとメールでやり取りします。彼らが寝てしまう前に。日中はお客さんとやり取りしたり納品したりしていると、いつの間にか夕方になり、今度はヨーロッパ各国の翻訳者さんが起きてきます。私はヨーロッパ言語の担当が多かったので、夕方から仕事が動くという状況で、いつも残業。

やりがいは感じるものの、この生活をずっと続けていける気はしませんでした。酔っぱらったサラリーマンたちと最終電車に乗りながら、「これはお客さんと翻訳者との間に挟まれているからだ、どちらかに行かなきゃ」と切実に思いました。

そんな時、あるノルウェー人の翻訳者にお仕事をお願いするようになったんですけどね、その方はアメリカ人と結婚していて、半年はノルウェー、半年はアメリカで生活していました。翻訳ってどこにいてもできるんだ!もっと自由に人生設計できるんだ!と衝撃を受けました。

それから、どのようにしたら翻訳者になれるのか、本格的に調べ始めました。

長くなったので、次回に続きます~。

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